桃の節句に合わせ、明治から昭和のひな人形を歴史的な建築物で楽しむ「ひなまつり」が2日、滑川市瀬羽町の国登録有形文化財、旧宮崎酒造と有隣庵で始まる。4日まで。1日は地元住民らが旧家を華やかに飾り付け、本番に備えた。
NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会(金山彰夫理事長)が、日本の伝統文化に触れてもらおうと、毎年開いている。市内外から家庭で使わなくなった大小約20のひな壇を出品してもらった。
旧宮崎酒造には、明治や大正の時代を感じさせる飾りや人形作家による創作人形などがそろった。小森忠副理事長は「多彩なひな人形を多くの人に楽しんでほしい」と話している。
開場時間は午前10時~午後5時。旧宮崎酒造では、3日午後1時半からマンドリンやハープのライブイベント、4日同1時半からは琴の演奏会をそれぞれ開く。入場無料。
問い合わせは旧宮崎酒造内のカフェ、電話076(476)0068。