鉛筆や絵の具に触れると机の上に絵が浮かび上がる作品

鉛筆や絵の具に触れると机の上に絵が浮かび上がる作品

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最新技術を駆使「あそぶ」 松川村でちひろ生誕100年記念展

信濃毎日新聞(2018年3月2日)

 北安曇郡松川村の安曇野ちひろ美術館と信濃毎日新聞社は1日、信州ゆかりの絵本画家いわさきちひろ(1918〜74年)の生誕100年記念展を同館で始めた。第1弾は、横浜市を拠点とする美術家集団plaplax(プラプラックス)の2人が出品。机の上の鉛筆や絵の具に触れると、ちひろの絵が映像で浮かび上がる作品などで、最新技術を駆使した新しい手法で作品の魅力を伝えている。

 展示テーマは「あそぶ」。見るだけでなく、触れたり体を動かしたりしながら楽しめるように工夫した。キャンバスのような白い床の上を歩くと、足を置いた場所に絵の具の跡が映し出される作品はちひろの特徴的な水彩技法「にじみ」から着想を得た。ちひろの絵本の世界を立体的に表した木の遊具などもある。

 1日はオープニングの催しが館内であり、プラプラックスの近森基さん(46)と小原藍さん(38)が訪れた。小原さんは「ちひろが表現したかったものを追求した結果、今回のような形の展示にたどり着いた」、近森さんは「作品を通してちひろの世界観を体感してほしい」と話した。

 ちひろの長男で、安曇野ちひろ美術館の常任顧問を務める松本猛さん(66)は「ちひろという小石をプラプラックスという湖の中に投げ込んだ。その波紋の広がりをいろいろな形で見せている」と展示の見どころを語った。

 同館は今年、さまざまな分野の芸術家たちがちひろの作品とコラボレーションする記念展を計4回予定する。今回の会期は5月7日まで。入館料は大人800円、高校生以下は無料。休館日は3月14、28日と4月11、25日。問い合わせは同館(電話0261・62・0772)へ。

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