福井県嶺南地方の旅館やホテルの女将でつくる「若狭路女将の会 わかさ会」は1日、若狭町鳥浜のエコファームみかたで本年度仕込んだオリジナル梅酒「紅姫」の箱詰め作業を行った。3月中旬から、町内外の道の駅などで販売される。
わかさ会とエコファームみかた、町は2016年、町特産「福井梅」のさらなる認知度向上や消費拡大を目指して3者連携協定を締結。同年から協力して紅姫を開発、販売し、各宿では食前酒などとして提供している。
昨年6月、わかさ会のメンバーが町内の梅林を訪れウメもぎ作業を行い、エコファームみかたが製造した。アルコール度数は17%で、美と健康を意識してコラーゲンを加えている。深い琥珀(こはく)色と、昔ながらの甘みのある味わいが特徴という。
この日はわかさ会の女将6人が作業を行った。パッケージなどのデザインも女将のオリジナルで、くびれたデザインの瓶にラベルを貼り付け、一本一本丁寧に箱詰めしていった。漬け込んだウメの実を使ったスイーツも近日中に発売予定で、試作品の出来上がりも確認した。
わかさ会の山岸和惠会長(70)は「皆で汗を流し協力して作ったので自信を持っておすすめできる。ぜひ味わってみて」と笑顔で話していた。
1本300ミリリットル入り、税込み1620円。限定1千本を製造した。嶺南の道の駅や各宿、ハピリン(福井市)などで販売する。