鉄道ファンに見守られながら運行を始めた「コカ・コーララッピング電車」=4日、千曲市のしなの鉄道戸倉駅

鉄道ファンに見守られながら運行を始めた「コカ・コーララッピング電車」=4日、千曲市のしなの鉄道戸倉駅

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車両「コカ・コーラレッド」に しなの鉄道、30年前の色復刻

信濃毎日新聞(2018年3月5日)

 しなの鉄道(上田市)は4日、30年ほど前に信越本線を走っていた「コカ・コーラレッド」と呼ばれる赤い車体カラーを復刻した電車の出発式を千曲市の戸倉駅で開いた。インターネットを通じて資金調達する「クラウドファンディング」で塗装費用を賄い、3両編成の115系電車を「コカ・コーララッピング電車」として復刻を実現。駆けつけた多くの鉄道ファンに見守られながら、懐かしの車両が走りだした。

 コカ・コーラレッドの車両は1987(昭和62)年に登場した広告電車。車体全体が赤色に塗られ、側面にロゴマークが入る。90年に契約が終了し、別の色に塗り替えられた。

 同社は開業20周年記念として昨年から、信越本線の昔の車体カラーを復活させる企画を実施。「初代長野色」「湘南色」「横須賀色」の3色の各ラッピング車両を復活させた後、鉄道ファンから「もう一色あったのでは」との指摘があり、コカ・コーラレッドの復刻にも乗り出した。

 旧車両は別の塗装を施して運行していたため、クラウドファンディングで塗装変更費290万円を募ることを計画。昨年10月の募集開始から5日間で目標額に達し、約2カ月で519人から396万円余が集まった。

 出発式には全国から支援者を招待した。神奈川県から訪れた男性(32)は自分が生まれた頃に走っていた車両を復活させたくてクラウドファンディングに協力。「実際に見ることができてうれしい」と話し、復刻後に初めて出発する車両に乗った。

 復刻した電車は5日以降、軽井沢―妙高高原間で日常的に運行する。出発式で同社の玉木淳社長は、予想を超える支援に驚いたことを振り返りつつ、「『しな鉄がんばれ』と多くのメッセージもいただき、勇気づけられた。皆さまの支援と熱い思いに応えられるよう、一生懸命努力していきたい」と感謝した。

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