ウオーキングに使うポールの県内メーカー3社でつくる研究会が6日、ポールでのウオーキングを気軽に楽しんでほしいと、上田市の鹿教湯温泉の温泉街を含む一帯を専用コースとして認定した。鹿教湯温泉交流センターでポールを貸し出し、認定コースを歩くことで健康づくりに役立ててもらう。この日はコースの案内看板の除幕式があり、20人ほどが歩き初めをした。
キザキ(小諸市)、シナノ(佐久市)、ナイト工芸(同市)の3社による「ポールdeアクティブウォーキング技術研究会」が認定。ポールでのウオーキングを普及させようと始め、鹿教湯温泉は南長野運動公園(長野市)に続いて2カ所目になる。
コースは、温泉街や県宝の「文殊堂」などを巡る2キロほどと、4キロの2種類を用意。同研究会会長で「キザキ」社長の木崎秀臣(ひでみ)さん(63)は「歴史ある温泉街と自然を楽しめる。坂が少なく歩きやすいコース」とする。初心者も楽しめるよう鹿教湯温泉交流センターに指導員が常駐し、ポールを貸し出す予定だ。
除幕式では、同センターに設置したコース案内地図の看板を披露した。歩き初めに参加した浅井光子さん(73)=茨城県古河市=は「ポールを使うと、背筋が伸びて健康に良さそう」。鹿教湯温泉観光協会長の斎藤宗武さん(73)は「健康づくりの温泉地としてPRしていきたい」と話していた。