輪島、珠洲市と能登町の計11社でつくる鳳珠酒造組合の新酒きき酒会は7日、輪島市門前町千代のビューサンセット夕陽で開かれ、新酒53点を吟味した。山脇幹善金沢国税局鑑定官室長は、寒さが続き酒造りに向いていたとし、「米のうま味がしっかりと分かる酒に仕上がった」と述べた。
吟醸酒13点、純米酒25点、本醸酒13点、普通酒2点が出品された。金沢国税局の鑑定官や杜氏らが審査員を務め、銘柄が伏せられた新酒を口に含んで味のバランスや香りを確かめた。
新酒きき酒会は奥能登の日本酒の品質向上を目指し、毎年開いている。金七政彦理事長は「能登のおいしい酒を多くの人に味わってほしい」と話した。