食事を楽しんだ後、土産として買い求めることができる村上木彫堆朱の箸

食事を楽しんだ後、土産として買い求めることができる村上木彫堆朱の箸

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堆朱箸でもっとおいしく 村上市内料理店で試して割安購入

新潟日報(2018年3月9日)

 村上名産の木彫堆朱(ついしゅ)の箸で旬の味を楽しみ、食事後はその箸を割安でお土産にできる企画が、村上市内6軒の料理店で始まった。村上堆朱事業協同組合と店がタッグを組み、堆朱の認知度向上を狙っている。

 企画は組合が6店に呼び掛け、「町屋の人形さま巡り」に合わせて行われている。組合の鈴木信也さん(45)は「観光客は鮭(さけ)や村上牛など土地の味覚を求める。その際に堆朱を使ってもらい、良さを知ってほしかった」と狙いを話す。

 箸は通常1膳2700円で販売するが、食事をした人に限り2千円で購入できる。雷文(らいもん)と呼ばれるポピュラーな模様が彫られた。

 参加店の一つ、割烹新多久(かっぽうしんたく)(同市小町)では2日、観光客が早速、堆朱の箸を買い求めた。東京から来た男性(63)は「握ったときのフィット感、重量感がいい」と満足げに話した。

 新多久の若女将山貝愛子さん(44)は「店で堆朱をそろえるのは大変だが、この企画は堆朱をアピールしやすい」と語る。鈴木さんは「料理を味わいながら、堆朱の魅力を感じてほしい。その後、堆朱店にも足を伸ばしてもらえれば」とアピールしている。

 イベントは4月3日まで。新多久のほか、石田屋旅館(田端町)、吉源(寺町)、能登新(飯野2)、善蔵(上片町)、千渡里(細工町)で行われている。問い合わせは組合、0254(53)1745。

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