閉校式に向け練習に励むメンバー=小松市西尾小

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閉校式で妙技を 小松西尾っ子鳶、練習に熱 25日、母校で最後の披露

北國新聞(2018年3月9日)

 統合に伴って今年度で閉校する小松市西尾小で活動してきた「小松西尾っ子鳶(とび)」のメンバーが、25日に行われる同校の閉校式で演技を披露するため、練習に打ち込んでいる。閉校後の活動はまだ決まっていないが、メンバーの児童は「しっかりと技を決めたい」と母校では最後となる演技へ気合を込めている。
 西尾っ子鳶は、2010年にグループを結成し、地元の小松尾小屋鳶保存会の指導を受け、入学式や秋の収穫祭などで妙技を披露してきた。高さ約3・8メートルのはしごに登り、手や足を自在に伸ばして技を決める。
 現在のメンバーは1~6年生の7人で、7日から同小体育館で練習を始め、本番まで週1回のペースで練習を続ける。メンバーは閉校式で披露する「肝返り」や「二本大の字」など約10種類の技の練習に汗を流している。
 児童数の減少により、西尾小を含む松東地区の3小学校は来年度統合される。校名は変わるため、西尾小での披露は閉校式が最後になる。6年生の松本燎君は「長い間頑張ってきたので、さみしい気持ちはあるが、最後をしっかり飾りたい」と語った。
 閉校後の活動について同保存会の深田博会長(71)は「今後も続けたい気持ちはあるが、どうなるか分からない。最後の披露になる可能性もある」と話す。
 閉校式には在校生や教職員のほか、卒業生や地域住民ら多くの人が出席を予定する。3年生の一松輝映(てるあき)君も「心を込めて精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

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