「プルコギパン」を食べる吉田さん(左)

「プルコギパン」を食べる吉田さん(左)

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地域をつなぐプルコギパン 「焼き肉のまち」飯田で共同開発

信濃毎日新聞(2018年3月9日)

 飯田女子短大(飯田市)は8日、パンの製造・販売を手掛ける障害福祉サービス事業所「いずみの家」(同)と共同開発した「プルコギパン」を発表した。家政学科食物栄養専攻の2年生4人が、地元のパン職人や、いずみの家の利用者と協力して、商品化した。韓国料理のプルコギ(焼き肉)を使ったインパクトのある商品で、12日から販売する。

 円形の生地に作ったくぼみの中にプルコギを入れ、焼き上げた。プルコギは、ほのかに甘い生地と絶妙に合う甘辛な味付けにした。試作品を食べた利用者の感想を基に試行錯誤したという。糸状の赤トウガラシを添え、彩りも加えた。

 プルコギを具材に選んだのは、飯田市が焼き肉店の多い「焼き肉のまち」として注目されているため。プルコギを使うことを提案した吉田彩乃さん(20)は「韓国の音楽やファッションは日本の若者にも人気。平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックの時期に発売が重なり、話題性もあると思った」と話す。

 学生にパン作りの基本を教えたパン職人の森山辰夫さん(65)=飯田市=は「40年以上パンに関わってきたが、プルコギパンは初めて。お酒にも合いそうでおいしい」と太鼓判を押す。

 パンの製造と販売は、いずみの家の利用者が担う。飯田下伊那地域の事業所約120カ所で訪問販売するほか、いずみの家と同じ社会福祉法人が運営する市内の喫茶店「Yuicafeizumi」などで販売する。1個170円(税込み)。

 同短大は2016年度、授業の一環として、いずみの家と連携した商品開発を開始。これまでに、クランベリーとカスタードクリームを層にしたカップケーキ型のパン「ハッピークランベリー」(税込み1個160円)を発売している。

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