開発した商品を手に笑顔を見せる関係者

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大山産ニンジン、ジャムやキムチに商品化 特産品協議会

北日本新聞(2018年3月14日)

 富山市の大山地域特産品協議会(同市田畠、細田かずゑ会長)は、地元産のニンジンを加工したジャムとキムチ、ペーストを開発した。次の収穫期を迎える今秋をめどに本格的に販売し、特産品の目玉の一つとして地域活性化につなげたい考えだ。13日にJAあおば大山営農経済センターで開いた報告会で発表した。

 大山地域では現在、地元農業組合法人が計1・6ヘクタールのニンジン農地を所有。協議会は県の6次産業化学校等連携チャレンジ事業を活用し、「大山にんじん元気チーム」を発足して昨年7月から加工品開発を進めてきた。県立大の学生が先進事例の調査や新商品の提案を行い、高校技能連携校の「総合カレッジSEO」(砺波市出町中央)の生徒がレシピ考案を担当。農事組合法人「味彩おおやま」(富山市田畠)が加工した。

 キムチはダイコンとニンジンの食感を残してうま辛く仕上げ、ジャムはレモン果汁を加えてニンジンの甘さを引き出した。ペーストは離乳食や介護食にも使えるという。

 パッケージや値段を今後詰め、11月ごろから本格的に販売する予定。ジャムとキムチは今月20日から、味彩おおやまで試験的に限定販売する。細田会長は「特産品の販売で地産地消を進めるとともに、地域外の人に大山のことを知ってもらうきっかけになればいい」と話した。

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