氷見市のNPO法人速川活性化協議会は24日、山間地の床鍋地区で、伝統のわら細工作りを体験し里山料理を楽しむイベントを開く。参加者を募集している。
県の中山間地域チャレンジ支援事業として始まり3年目で、今回から協議会の単独事業とする。市地域おこし協力隊の稲垣信志さんが企画した。
午前9時半までに速川公民館に集合。体験は、床鍋地区の女性7人でつくる「藁(わら)工房床鍋」の作業場で行う。メンバーの指導でわらや稲穂を結い、7センチ四方ほどの大きさの亀形の鍋敷きをつくる。昼食では、地区で収穫したはさ掛け米やいのしし汁、山菜料理などを味わう。床鍋鉱泉での入浴もある。
これまでのイベントを通じて活動への協力を申し出る市外の人もいるという。稲垣さんは「後継者の育成につながってほしい」と期待している。
参加費は食事代などを含め大人3800円、高校生以下1600円。申し込みは22日まで稲垣さん、電話090(1851)8441。