チンパンジーの獣舎に設置された木製の遊具

チンパンジーの獣舎に設置された木製の遊具

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公園遊具で動物本来の姿を 長野・茶臼山動物園に設置

信濃毎日新聞(2018年3月16日)

 長野市篠ノ井有旅(うたび)の市茶臼山動物園が、公園で使われていた子ども用の遊具や、使えなくなった消防用のホースで作ったハンモックを、チンパンジーやツキノワグマなどの獣舎に置いている。飼育環境に変化を与えようとの試み。動物たちにはまだ慣れない様子もあるが、動物園側は、動物の習性や本来の姿を見てもらいやすくなると期待している。

 ハンモックは長さ3メートル、幅1メートルほど。穴が開いて使えなくなった同市の篠ノ井消防署のホースを再利用し、飼育員が編み込んだ。熊と、ジャコウネコ科のビントロングの獣舎に設け、15日、公開を始めた。

 熊の獣舎への設置は二つ目。熊が木に登って実を食べる際、枝をたぐり寄せてできる「熊棚」をイメージしているという。動物園によると、飼育している熊2頭は現在、寒さのためまだ活動は鈍いが、以前に設けたものは気に入った様子で乗っていたという。

 ビントロングの獣舎では、台から落ちてもけがをしないよう、台の下に設けた。

 チンパンジーの獣舎には2月、同市松代町の城東団地公園にあって古くなった木製の遊具を置いた。はしご状の階段などがあり、高さ約3メートル。木登りの得意な様子が分かるとする。

 飼育員の山口敦さん(43)によると、チンパンジーはまだ遊具に慣れていない様子だが、餌のリンゴやミカンを遊具の上に置くと、登って食べるという。「高いところで休んだり、ごろごろしたりする姿を見せてくれるようになるといい」と期待していた。

 市公園緑地課によると、茶臼山動物園にはこれまでも、公園にあった遊具を再利用して置いており、現在はすべり台を設けた獣舎がある。

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