茅野市北山の英国式庭園「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」で、春一番に咲くことから英国で「春告げ花」と呼ばれるスノーフレークやクロッカスが咲き始めた。16日は小雨が降り、肌寒い中、小さな花がしっとりとぬれていた。
標高1080メートルにある同ガーデンは今冬、雪は少なかったものの、冷え込みが厳しく、園内に植わっている植物の芽吹きや開花は例年より3、4日ほど遅め。下向きに白い花が咲くスノーフレークは1週間前に開花した。黄色の花を咲かせる原種のクロッカス、薄い水色や紫色のミニアイリスも咲いており、来場者は「小さくてかわいらしい」と観賞していた。
同ガーデンは19日まで、長野県民は無料で入園できる「県民入園フリーデー」を開催。期間中は寄せ植え体験講座(17日)や、モンゴルの楽器「馬頭琴」と歌唱法「ホーミー」の演奏会(17、18日)もある。問い合わせは同ガーデン(電話0266・77・2019)へ。