中部横断道佐久南インターチェンジ(IC、佐久市)―八千穂高原IC(南佐久郡佐久穂町)間の4月28日開通を祝う記念イベントが18日、新規区間にある佐久臼田IC(佐久市)をメイン会場に開かれた。本線上を走るマラソンのほか、地元の子どもたちによるステージイベントなどがあり、多くの親子連れなどでにぎわっていた。
マラソンは、佐久臼田ICを出発して佐久南ICで折り返す約15キロコースなど2コースで実施。15キロコースは午前8時に選手約200人が一斉にスタートした。トップでゴールした佐久市の会社員中原理行さん(37)は「アップダウンがありハードなコース。高速道はめったに走ることができないので、良い経験だった」と笑顔を見せた。
佐久市や佐久穂町などでつくる実行委員会の主催。ウオーキングや、書道パフォーマンスなどのステージイベントもあった。中部横断道が全面開通することで結ばれる静岡市などの出店も並んだ。実行委員長の柳田清二佐久市長は「地域からの期待が大きいと感じた。全面開通に向け、今後も取り組みを続けたい」と話していた。
この日は佐久臼田ICと国道141号を結ぶ県道の「下小田切バイパス」の開通式もあった。バイパスは19日午前6時から通れるようになる。