バンコクでのますずしの製造販売に向けて打ち合わせをする山瀬社長(右)と竹内社長=富山市掛尾町

バンコクでのますずしの製造販売に向けて打ち合わせをする山瀬社長(右)と竹内社長=富山市掛尾町

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富山のますずし海外でおいしく タイで製造販売

北日本新聞(2018年3月20日)

 ジェック経営コンサルタント(富山市湊入船町、山瀬孝社長)とますずし製造の竹勘(同市掛尾町、竹内信善社長)は22日~4月4日、タイ・バンコクの高級デパート「伊勢丹タイランド」で富山名産のますずしの製造実演販売を行う。両社によると、ますずしを海外で製造販売するのは例がないという。未経験者でも作れるよう専用の材料も開発しており、将来は常設店舗の開設も視野に入れる。

 ジェック経営コンサルタントは昨年3月から伊勢丹タイランドの一部フロアを賃借し、富山の伝統工芸品を取り扱う店舗を運営している。伝統工芸品だけでなく富山の食も魅力を発信してほしい、というデパートの要望を受けますずしの販売を検討してきた。

 竹勘では本来の味を知ってもらうため、冷凍したますずしを持ち込むのではなく現地で生産する方法を研究。味の決め手となるマスの切り身は、あらかじめ塩と酢で締めて真空パック詰めした専用の材料を新たに開発した。このほか、広げた形状でパック詰めしたササの葉や、通常より伸縮性に富む輪ゴムを用意して熟練の技や経験がない現地スタッフでも作りやすいよう工夫を凝らした。

 計画では1日当たり100個、14日間で1400個を製造する。価格は1個780バーツ(約2700円)で、買い物客がその場で食べられるよう8等分にカットしたますずしも1個120バーツで用意する。

 今回のますずしの製造販売は、デパートの「スプリングフェア」の目玉企画の一つ。顧客の反応を見て、食品販売フロアに出店して常時製造販売できる体制にしたい考え。山瀬社長は「タイではすしやサーモン(マス)の人気が高いので、ますずしを気に入ってくれるだろう」と期待する。スタッフを指導するため21日に現地入りする竹内社長は「ますずしの味をタイの人たちに知ってもらい、将来的な海外店舗の足掛かりにしたい」と話している。

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