今年のフェアに向け、あいさつする北村会長(右から2人目)=チューリップ四季彩館

今年のフェアに向け、あいさつする北村会長(右から2人目)=チューリップ四季彩館

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大花壇に花束デザイン チューリップフェア

北日本新聞(2018年3月23日)

 今春の「2018(第67回)となみチューリップフェア」に向け、同フェア推進協会の会合が22日、砺波市のチューリップ四季彩館で開かれた。県産にこだわり、300品種300万本を用意。人気の「花の大谷」に滝を設け、大花壇は花束をイメージしたデザインにするなど、驚きや発見を感じられる新たな見せ方を取り入れる。

 会期は4月20日から5月5日で、昨年より1日長い16日間。テーマは「チューリップ薫る 新たなステージへ」。SNS(会員制交流サイト)に投稿してもらうため、写真スポットを増やす。

 立山黒部アルペンルートの雪の大谷をイメージしてチューリップで雪の壁を作る「花の大谷」は、会期前半は雪の白色、後半は色とりどりの花に入れ替える。回廊内は水を使って演出する。水上花壇は高さ2メートルの展望デッキを設け、上から眺められるようにする。鏡に映し出すと絵が浮かび上がる「トリック花壇」も設置。四季彩館には、黒やしま模様など珍しい品種の花を展示する。

 花の大谷やチューリップタワーの待ち時間を楽しく過ごせるよう、ピエロのジャグリングなどパフォーマンスを繰り広げる。混雑時は開園30分前にチケットを販売する。高波、庄下地区のチューリップ畑と主会場を結ぶ無料シャトルバスを1日4便運行する。

 会長の北村憲三砺波商工会議所会頭と夏野修市長が「市民全体で盛り上げ、30万人以上の来場を期待している」とあいさつし、展示内容や運営を確認した。フェアは北日本新聞社後援。

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