長野県 軽井沢・佐久・小海線沿線 鉄道

新装軽井沢駅出発 しなの鉄道が「駅ナカ」整備

信濃毎日新聞(2018年3月24日)

 しなの鉄道(上田市)は、起点駅・軽井沢駅(北佐久郡軽井沢町)の「駅ナカ」(駅構内)を一新するプロジェクトを完了し、23日全面オープンした。しなの鉄道開業20周年の記念事業。家族3世代が楽しめる駅を目指し、子ども向けの遊具などを備えた構内の広場と、橋上(3階)改札口前の商業スペースを開業した。
 同社は、町が旧信越線駅舎を明治期の姿で復元した建物を借り受けて昨年10月、新駅舎として使い始めた。
 新駅舎の改札口から続く構内はウッドデッキを敷いた広場で「森の小リスキッズステーションin軽井沢」と名付けた。延べ床面積約1400平方メートル。1周約120メートルを走るミニトレイン「森の小リスでんちゃ」や、「169系車両」を黄色で塗り、車両内でミニシアターや鉄道玩具「プラレール」で遊べるようにした「イエローキッズでんしゃ」を設置した。
 休日などには、沿線地域の野菜や果物、加工品などを売る小型店舗が並ぶ「小リスのマルシェ」を展開し、大人も楽しめるようにした。橋上には商業スペースも新設した。
 この日は式典があり、約100人が出席。子どもたちがくす玉を割って祝った。玉木淳社長(47)は「長野県の玄関口として、軽井沢をはじめ沿線地域への観光にもつなげるきっかけにしたい」とあいさつ。全体のデザインを担当した水戸岡鋭治さん(70)=東京=は「親子で豊かな時間を過ごしてほしいと願いを込めた。生まれ変わった駅舎を大事に育ててほしい」と期待した。
 キッズステーションは水曜定休(季節によって変動あり)。年末年始休業。乗車券がない場合の入場料は大人190円、小児100円(6月30日までは無料)。

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