第74回現代美術展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社など主催)の作品搬入は24日締め切られ、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門に計1563点の力作が出品された。25日に審査が行われる。
出品作の内訳は委嘱394点、遺作1点、一般公募1168点となった。
搬入最終日も会場となる金沢市の県立美術館と金沢21世紀美術館には、作家や愛好者が作品を持ち寄った。金沢21世紀美術館ではふるさと石川の風景を爽やかに描いた日本画や流麗な筆致の書、火の粉が舞う祭りの場面を捉えた写真などの作品が運び込まれた。
審査は委嘱の部で部門ごとに委嘱賞を選考し、受賞6点の中から最も優れた作品に美術文化大賞、次点の作品に美術文化優秀賞を贈る。一般の部は、工芸が2点、その他の部門が各1点の計7点の最高賞を選び、その中から優れた2点に美術文化特別賞を与える。
現代美術展は29日から4月15日まで開かれる。洋画と彫刻、工芸は県立美術館、日本画と書、写真は金沢21世紀美術館で展示される。入場料は前売りで一般900円、高校生・大学生500円、小・中学生400円(当日は各100円増し)となっている。