山車の最上部にある鉾留や花傘を取り付ける関係者=高岡市守山町(高岡市提供)

山車の最上部にある鉾留や花傘を取り付ける関係者=高岡市守山町(高岡市提供)

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平成の御車山、4月30日披露 高岡

北日本新聞(2018年3月27日)

 高岡市の伝統工芸の技術を駆使した「平成の御車山(みくるまやま)」の完成披露式が4月30日に高岡御車山会館で行われる。26日の定例会見で高橋正樹市長が発表した。式典後には説明会も開き、制作に携わった人たちが見どころや制作秘話を語る。見学は自由。

 平成の御車山は、高岡の伝統と技術を後世に伝え、発展を目指すシンボルとして2013年度に制作が始まった。市の委託を受けた高岡地域文化財等修理協会が担当している。

 完成披露式典は同会館の展示棟で行う。説明会では同協会の大澤幸勝会長や制作者らが制作過程などを語る。説明会後は会館内に展示。会館は公開日に無料開館し、宵祭とライトアップに合わせて午後9時まで延長営業する。

 高橋市長は「今後は活用方法の検討を進める」と述べた。具体的には、運用基準を作ったり、山車(やま)に携わる人材を育成したりする。

 市長は、海外誘客の一環に制作を進めてきた同会館のスマートフォン向けなどの多言語案内アプリが今月30日から利用可能になることも説明した。

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