黒部市生地方面に現れた春型蜃気楼=27日午後1時20分ごろ

黒部市生地方面に現れた春型蜃気楼=27日午後1時20分ごろ

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今年初の春型蜃気楼 魚津

北日本新聞(2018年3月28日)

 魚津市の海岸で27日、今年初めて春型蜃気楼(しんきろう)が観測された。魚津埋没林博物館は5段階(A~E)のCランクとした。同博物館によると、初観測は昨年(4月5日)より9日早く、1992年以降の平均(3月30日)より3日早い。

 27日午後0時45分ごろ、黒部市生地方向で発生。同1時すぎには富山市方向でも建物の伸び上がりが観測され、ランクが当初のDからCへと引き上げられた。

 同博物館は日中の気温が上がり、北から穏やかな風が吹いたことが要因とみている。

 海の駅蜃気楼近くの展望スポットでは市内外から訪れた多くの見物人や蜃気楼の愛好家らが、幻想的な光景をカメラで撮影したり、双眼鏡で観察したりしていた。今年最初の蜃気楼を狙って訪れた砺波市鷹栖の小幡勝義さん(73)は「初日に出くわしてラッキーだった」と話した。

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