商品化した「九転十起 金のぶり茶漬け」を紹介する笠井社長(左)と山崎理事長=氷見市阿尾の帰望郷館

商品化した「九転十起 金のぶり茶漬け」を紹介する笠井社長(左)と山崎理事長=氷見市阿尾の帰望郷館

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「九転十起 金のぶり茶漬け」商品化 氷見の業者

北日本新聞(2018年3月28日)

 氷見市地蔵町の水産加工業、マルカサフーズは、同市出身の実業家、浅野総一郎の顕彰活動に取り組む市内のグループと協力し「九転十起 金のぶり茶漬け」を商品化した。出世魚のブリと、一代で財をなした浅野のイメージを重ね合わせ、通年でブリを楽しめる商品として売り出す。

 浅野の業績に近年関心を持ったという同社の笠井健司社長が、浅野の業績を発信している九転十起交流会(山崎健理事長)に協力を申し入れた。ことしは浅野の生誕170周年に当たり、生誕地の氷見市薮田で銅像を建立して10周年にもなる節目を記念して商品化した。交流会が携わる浅野関連の商品は3例目。

 材料には、氷見漁港で水揚げされたブリの胴体部分を使用。うま味のある骨回りの肉が残るように手で作業し、県産の黒米塩こうじに漬け込み、片栗粉をまぶして、ふっくらと焼き上げた。加賀料理の治部煮(じぶに)を参考に作ったという。金沢産の食用金粉をかけ、華やかな仕上がりにする。

 横浜市などで開いた浅野を縁としたイベントで提供したところ、予想以上の反響があった。マルカサフーズは、ひみ番屋街内の店「魚蔵ゑびす屋」などで1食500円(税込み)で販売している。笠井社長は「寒ブリが輝くためにも通年で発信できる商品が必要。これからも新たな企画に挑戦したい」と話す。

 浅野は実業界で成功して以降も氷見からブリを取り寄せるなど、愛着が深かったという。交流会の山崎理事長は「浅野が興した企業は全国に数多くある。関係者に食べてもらい、氷見を知るきっかけにしたい」と期待している。

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