ライトアップされ、竹林の中で浮かび上がる「しあわせ桜」=28日午後6時50分、飯田市時又

ライトアップされ、竹林の中で浮かび上がる「しあわせ桜」=28日午後6時50分、飯田市時又

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鵞流峡「しあわせ桜」姿現す 飯田の住民が竹林整備

信濃毎日新聞(2018年3月29日)

 飯田市の名勝・天竜峡にある「鵞流峡(がりゅうきょう)」近くで28日、桜のライトアップが始まった。桜はこれまで竹林に覆われて見えない状態だったが、不法投棄防止のために地域住民らが河岸の竹を切る「天竜川鵞流峡復活プロジェクト」に取り組む中、今年2月に姿を現した。ライトアップは地元住民が鵞流峡の新名物にしたいと企画し、4月11日まで。天竜川の流れが聞こえる中、凜(りん)と咲く美しい姿が目を引く。

 午後6時すぎ、ピンクの花が付いた桜が、白熱電球のライト4台で夜空に浮かぶように照らされた。近所の人が訪れ、写真を撮ったり、桜を見上げたり。「立派だ」「近くにこんなきれいな桜があったなんて」と驚きの声を上げていた。

 鵞流峡の上にある県道米川飯田線沿いの斜面に立つ一本桜で、幹が四つに分かれている。縁起が良い、として「しあわせ桜(仮称)」と呼ばれている。鵞流峡がある竜丘地区の市竜丘公民館によると、桜はエドヒガンザクラで、高さ約20メートル、根元の幹の太さは3メートルほど。樹齢は推定約150年という。

 竜丘地区の同市時又に住む木下和彦さん(76)は、桜を見て「竹を切って出てきたという、かぐや姫みたいな桜。花の色も、天女の衣みたいで幻想的だね」と大喜び。妻の尚子(ひさこ)さん(76)は「ちゃんと月も出ていて、ばっちり」と笑顔で話した。

 ライトアップは、午後6時15分〜9時に行う。

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