開業に向けて準備を進める山本さん(左から2人目)と妻の梢さん。右奥がクラフトビールの醸造設備=氷見市比美町

開業に向けて準備を進める山本さん(左から2人目)と妻の梢さん。右奥がクラフトビールの醸造設備=氷見市比美町

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ビール醸造見ながら一杯を 氷見の山本さんがカフェ開店へ

北日本新聞(2018年3月29日)

 氷見市窪出身で昨年Uターンした山本悠貴さん(29)が、同市比美町でクラフトビールの醸造所を併設するカフェの開店を目指して準備を進めている。醸造する様子を見ながら飲食を楽しむ「ブリューパブ」形式の店で、山本さんは「海を眺めながらフレッシュなお酒を楽しんでほしい」と話している。

 クラフトビールは税法上の発泡酒。麦芽のほか果実の皮やハーブなどを原料に使うハンドメード的な製法が特徴で、豊かな色彩やフルーティーな香りが楽しめる。ブリューパブは近年、首都圏を中心に増えており、県内ではまだ珍しいという。

 山本さんは上京後、ビール製造所に勤めるなどしてノウハウを学んだ。結婚を機に、子育てに環境の良い氷見市へのUターンを決意。同時に好きなビールに関わる起業を思い立ち、2017年8月に同市で新会社「ブルーミン」を設立した。ことし3月に発泡酒の製造免許を取得した。

 新店は「Beer Cafeブルーミン」の名前で、海岸に近い湊川沿いの空き家を改装して4月11日にオープンする。1階にガラス張りの小さな醸造設備を置き、発酵タンクを見ながら新鮮なビールを味わう。3階からは富山湾の眺めが楽しめる。開業を手伝う妻の梢さん(31)は「人が人を呼ぶ店にしたい」と話す。

 店で造るクラフトビールの原料には、氷見や近隣で取れる農産物を活用する。氷見特産のハトムギを原料にしたビールの開発も目指しており、30日までクラウドファンディングで資金を募っている。

 山本さんは「氷見のライフスタイルに合った楽しみ方を提案したい。自分と同じように、氷見で起業する人がもっと増えてくれたら活性化にもつながる」と期待している。

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