南砺市観光協会は、独自のツアー商品ブランド「なん旅」の春号を企画した。地元ガイドと一緒に桜の名所や棟方志功ゆかりの地を巡り、地域の魅力を再発見してもらう。
桜の名所巡りは4月に開催。城端地域では桜の専門家、小原耕造さんの案内で、天然記念物のコシノヒガンザクラや城端別院善徳寺のしだれ桜などを見学。福光地域では小矢部川沿いの「千本桜」など、まちなかを中心に地元の観光ガイドグループと巡る。
6月には福光地域で棟方志功の疎開時代のエピソードを聞いたり、棟方の技法を用いて彩色体験したりするツアーも用意。福野夜高祭や城端曳山祭にちなんだツアーも多彩に企画している。
同協会の向井竜太郎さんと地域おこし協力隊員の松井香楠子さんは「専門家の解説で観光客はもちろん、地元の人も楽しんでもらえる」とアピールしている。パンフレットは市内外の観光施設などで配布している。問い合わせは同協会、電話0763(62)1201。