四季折々の大野の景色を凝縮した鉄道ジオラマ=福井県大野市の平成大野屋二階蔵

四季折々の大野の景色を凝縮した鉄道ジオラマ=福井県大野市の平成大野屋二階蔵

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巨大ジオラマに「天空の城」 大野の四季折々を再現

福井新聞(2018年3月31日)

 冬季休業を終えて営業を再開した福井県大野市の平成大野屋二階蔵に、大野の四季折々の風景を表現した巨大ジオラマがお目見えした。越前大野城が雲海に浮かぶように見える「天空の城」やハナモモ回廊、紅葉映える和泉地区...。地元民が誇る景色が凝縮され、来場者から人気を集めている。

 趣味で鉄道模型を作っている定政拓生(ひろき)さん(67)が制作した。幅4メートル、奥行き1・4メートル。完成までに5カ月間ほどかけ「大野は自然が豊かで落ち着いて生活できる場所。作品を見て大野の魅力を感じてもらえたら」と話す。

 細部まで手が込んだ大野城は、朝もやに見立てた綿をまとう。今から見頃を迎える同市勝原のハナモモ回廊は、白色と桃色の粒を付けた木々を配して表現した。

 市中心部に立つ時計台の前には、やぐらを囲んで盆踊りを楽しむ人の姿が見え、夏のにぎわいが聞こえてくるよう。赤く染めた山々の麓には九頭竜湖にかかる「箱ケ瀬橋」もあり秋の絶景が広がる。

 午前9時~午後5時開館、毎週火曜日は定休日。ジオラマの制作体験教室も予定している。

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