小矢部市の稲葉山山頂に1日、地元の食材や眺望が楽しめる「稲葉山カフェレストラン」がオープンした。完成式もあり、関係者が新たな観光スポットの誕生を祝った。
同市が整備を進めてきた稲葉山カフェレストランは、無料休憩所の森林総合管理センター隣に設けられた。総事業費は約2千万円で、国の地方創生拠点整備交付金を活用した。稲葉メルヘン牛をふんだんに使ったハンバーグが看板メニューで、メルヘンポークのカレーライスなども提供する。
完成式で桜井森夫市長が「食事や素晴らしい眺望を楽しんでほしい」とあいさつ。義浦英昭市議が祝辞を述べ、テープカットを行った。
オープンすると早速、家族連れらでにぎわった。同市綾子の団体職員、小松有里さん(45)はハンバーグを味わうと「柔らかくておいしい」とにっこり。「レストランがあれば稲葉山で一日遊べるようになりますね」と、窓からの雄大な景色に目を細めた。
11月末までの土日、祝日に営業し、冬季は休業する。営業時間は午前10時~午後5時で、7、8月は午後6時まで延長する。