有志らの協力で進められた「あずまや」の建築

有志らの協力で進められた「あずまや」の建築

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過疎地に活気呼び込め 南砺に「あずまや」整備

北日本新聞(2018年4月4日)

 生産が途絶えた南砺市の「福光麻布」の復活を目指すグループが3日、同市小院瀬見(福光)の拠点に、地元の宮大工や市内外の有志の協力を得て「あずまや」を整備した。市内外から人々が集まるきっかけづくりをし、過疎集落に活気を呼び込む考えだ。

 このグループは「Casa(カーサ)」(堀宗夫代表)。織機を復活させた上で麻の生産や農業、出版業などを組み合わせたビジネス構築を目指している。4カ所の拠点のうち、南砺市小院瀬見の古民家敷地に「あずまや」を造ることにした。この集落は人口減や高齢化深刻化しており、堀代表(66)は「交流人口を呼び込んで活性化したい」と狙いを込めた。

 同市大塚(福光)の佐々木寺社建築代表、佐々木利幸さん(49)が格安で引き受け、同市利賀産のスギ材などを用意。同社に勤務する久保中美貴さん(25)らが建築した。「さしがね」と呼ばれる古来からの大工道具で、屋根の角度を導き出しながら、作業を進めていた。

 交流サイト、フェイスブックでの呼び掛けに応じて集まった金沢市や南砺市五箇山地域の有志や子どもら計30人が隅木を運ぶなど協力していた。佐々木さんは「豊かな人生になくてはならないもの作りの大切さを感じ取ってほしい」と願っていた。

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