タレントのタモリさんの名を冠したヨットレース「タモリカップ富山大会」が、7月15日に射水市の富山新港沖を発着点に開かれることが決まった。4年連続の開催で、50メートル級の大型帆船「みらいへ」が出場するほか、2020年東京五輪に向けたフラッグリレーも行われる。県セーリング連盟が3日、県庁で発表した。
富山新港沖から伏木沖を周回する約10キロのコースで、全国各地から約60艇の参加を見込む。「一日船長」として帆船海王丸に乗るタモリさんに向かい、参加者がレース前に船上パフォーマンスを披露する。5月中旬に募集を開始する。
昨年の横浜大会でタモリさんが乗船した「みらいへ」が富山大会に初参加する。東京五輪の成功を願って各地のヨットマンが寄せ書きをするフラッグが大会当日、新潟から富山のセーリング連盟に受け渡される。
県庁で会見した県セーリング連盟の四方正治会長は「参加と観戦の両方でこれまで以上に楽しんでもらいたい」と呼び掛け、高桑幸一理事長が「海王丸パークで今月11日に利用できるようになる展望広場からの眺めも味わってほしい」と話した。
タモリカップは2009年に静岡県沼津市で始まり、富山大会は15年に日本海側で初めて開催。今年は9月の横浜会場と合わせ2大会を開く。