街を鮮やかに彩る「善光寺花回廊」のチラシ

街を鮮やかに彩る「善光寺花回廊」のチラシ

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若者と街つなぐ花の道 長野で5月「善光寺花回廊」

信濃毎日新聞(2018年4月5日)

 長野市中央通り周辺を花で飾る恒例の「善光寺花回廊〜ながの花フェスタ2018」は5月3〜5日に開く。今年は、改元のため「平成」に開く最後となる一方、市内に県立大が開学したことから、テーマを「未来への出会いをつなぐ花の道」に決定。若者と街の新たなつながりを図る。チューリップの花びらを並べて路上に絵を表現する「花キャンバス」は、平成時代に起きた出来事を描くデザインとし、県立大生にも制作への参加を呼び掛ける。

 花キャンバスは、市内のグラフィックデザイナー中村明(はる)さん(28)がデザインした。幅約5・7メートル、長さ39メートルで、例年の約1・5倍の大きさ。「平成模様」と題し、サッカーJリーグの創設や長野新幹線の開通、長野五輪の開催などを、ピンクやオレンジといったさまざまな色のチューリップと、ウッドチップで表す。中村さんは「明るいニュースを思い浮かべながら眺め、次の時代に進んでもらいたい」と言う。

 制作に当たるボランティアは4月半ばまで募る。作業は5月3日の午前中に予定。15万本以上のチューリップを使う。善光寺門前の6商店会などでつくる実行委員会は、県立大生の参加も期待。実行委員長の宵野間信行さん(63)は「新しい発想や力で街を盛り上げてもらい、これからの長野の発展につながるといい」と話す。問い合わせは実行委事務局(電話090・5443・5632)へ。

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