葛(くず)湯や和菓子の材料として親しまれる宝達志水町特産「宝達葛」の出荷が6日、同町宝達葛会館で始まった。乾燥して真っ白に固まった葛粉が袋に入れられ、町内の菓子店や小売店などに発送された。
「生産友の会」の会員と家族ら7人が500グラム入りと200グラム入りの2種類の袋に葛粉を丁寧に入れた。寳達典久町長や町地域おこし協力隊員らも作業を手伝った。
友の会の佐藤勝治さん(74)は「今冬の寒さのおかげで良い品質に仕上がった。多くの人に味わってもらいたい」と話した。友の会は、今季は約350キロの出荷を見込んでいる。