矢沢公園で満開となったソメイヨシノを見上げる古平さん(右)と東山さん

矢沢公園で満開となったソメイヨシノを見上げる古平さん(右)と東山さん

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矢沢城跡、さくら祭りへ満開 上田の夜桜と夜景も楽しんで

信濃毎日新聞(2018年4月10日)

 上田市殿城の住民有志でつくる会が15〜28日、「矢沢城跡さくら祭り」を地元の矢沢公園で開く。昨年に続き2回目。園内のソメイヨシノはすでに見頃を迎えており、夜間のぼんぼりの点灯を始めた。

 ぼんぼりは公園内の約150メートルにわたって設置。午後6〜9時に点灯し、闇夜に桜を浮かび上がらせる。22日は、地元自治会の春季例祭に合わせて休憩所を開設。桜茶を振る舞うほか、焼き鳥や団子を販売する。「さくらまつりこども相撲大会」も開き、未就学児の部と小学生の学年別で勝ち抜き戦をする予定だ。

 住民有志の「矢沢城跡さくら会」(東山隆志会長)によると、昭和30年代ごろまでは桜の季節になると公園には露店が並び、花見の家族連れなどでにぎわった。徐々に下火になり、近年は花見に訪れるのは毎年50人ほどに減っていたという。「矢沢公園を桜の名所として復活させよう」と2016年1月に同会を結成し、昨年第1回を開催。期間中に約600人が訪れた。

 同会事務局長の古平敏幸さん(69)は「昼はピクニック気分で来てもらい、夜は夜桜と上田市街地の夜景を楽しんでほしい」としている。

 同会は、上田市内の子どもを対象に相撲大会の参加者を募っている。申し込みは18日までに古平さん(電話090・4460・3865)へ。

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