北陸の美術界の歩みに思いをはせ、さらなる飛躍を期した出席者=金沢市内のホテル

北陸の美術界の歩みに思いをはせ、さらなる飛躍を期した出席者=金沢市内のホテル

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美を追究 現代美術展記念パーティー

北國新聞(2018年4月11日)

 第74回現代美術展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社など主催)の開催記念パーティーは10日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開かれた。480人を超える出席者は、藩政期を源流に、明治から大正、昭和、平成へと、敗戦を乗り越えながら発展してきた北陸の美術界を担う者としての気概を新たにし、これからも現代の美を追究し続けていくことを誓った。
 県美術文化協会の飛田秀一会長(北國新聞社会長)はあいさつで、本紙を創刊した赤羽萬次郎(あかばねまんじろう)が創刊19日後の1893(明治26)年8月24日と26日の2回にわたって「北陸の美術」と題する社説を書いていることを紹介した。赤羽はこの中で「この地は美術工芸が盛んであるが、それを守るだけではなく、常に新しい美術を追究しなければならない」という趣旨の主張をしている。飛田会長はこの精神は現在にも通じるとし「北國新聞は赤羽氏の社説に始まって125年間、北陸の美術界に対して応援歌を歌い続けてきた。これからも歌詞は変われど歌い続けていきたい」と話した。
 また、1924(大正13)年に始まった金城画壇展や36(昭和11)年の北國素人美術展覧会、さらに終戦からわずか2カ月後の45(同20)年10月に第1回展を開催した現代美術展へと発展し、県立美術館や金沢美大の前身の設立に至った歴史も紹介し、「皆さんも引き続き石川の美術界を支え続けてほしい」と述べた。
 竹中博康副知事、細田大造金沢市副市長が祝辞を述べ、山田憲昭白山市長の発声で乾杯した。美術文化大賞に輝いた大森啓(あきら)さん(洋画・金沢市)ら委嘱、一般の部の上位入賞者に花束が贈られた。和田慎司小松市長、粟貴章野々市市長も出席した。

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