就航1カ月で利用者1万人を突破したピーチ・アビエーションの新潟-大阪線=3月1日、新潟空港

就航1カ月で利用者1万人を突破したピーチ・アビエーションの新潟-大阪線=3月1日、新潟空港

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LCC(新潟-大阪)就航1カ月 ピーチ利用者1万人突破

新潟日報(2018年4月13日)

 新潟県は12日、3月1日に就航した格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(大阪府)の新潟-大阪(関西空港)線の利用者が、3月末までの1カ月間で1万人を突破したと発表した。3月の搭乗率は90%超で、75~80%としたピーチの目標を大きく上回った。

 同線は新潟県初のLCCとして就航。定員は180人で、1日1往復している。運賃は空席数によって変動し、最安値は片道4190円。

 県空港課やピーチによると、新潟行きと大阪行きの利用者の割合はほぼ同じ。目新しさに加え、低価格のため20代の若い乗客が利用者数を引き上げたとみている。

 ピーチ就航を機に、県内の観光地などへの「2次交通」の整備が進んでいる。新発田市と新発田市観光協会は、月岡温泉への周遊バスの運行を始めた。市観光協会によると、周知に苦戦し、3月末までの利用者数は延べ35人だった。村上市では瀬波温泉旅館協同組合が、4月から瀬波温泉への乗り合いタクシーの運行を開始。今後も、県内各地の駅などと結ぶ路線が増える見通しだ。

 米山隆一知事は12日の会見で増便に期待しつつ「観光や経済的な交流をより深めていきたい」と述べた。

 ピーチ広報グループは「他の新規路線と比べても、非常に好調な滑り出しだ。地元の自治体や企業と連携して、路線の魅力を発信したい」としている。

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