上越新幹線から特急「いなほ」への乗り換え客を関係者が歓迎し、にぎわう同一ホーム=15日、JR新潟駅

上越新幹線から特急「いなほ」への乗り換え客を関係者が歓迎し、にぎわう同一ホーム=15日、JR新潟駅

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新潟駅高架化1期開業 ときといなほホームで対面

新潟日報(2018年4月16日)

 新潟市などが進めるJR新潟駅連続立体交差(在来線高架化)事業が15日、第1期開業を迎え、上越新幹線と在来線の同一ホームを含む一部在来線高架ホームの利用が始まった。早速、多くの利用客がスムーズな乗り換えを体験。生まれ変わる新潟駅が、新たな一歩を踏み出した。

 事業は新潟駅周辺約2・5キロの在来線を高架化する計画。第1期開業では旧1~4番線を新幹線ホームと同じ高さにし、新2~5番線とした。これにより特急「いなほ」が止まる新5番線と新幹線の11番線が同一ホームとなり、対面乗り換えが可能となった。

 東京発の新幹線が11番線に到着すると、同じホームにある新5番線に「いなほ」の車両が待ち構えていた。重い荷物を持った乗客は、ホーム上の改札を通るだけの移動で乗り換えを済ませていった。

 開業セレモニーでは、JR東日本新潟支社の今井政人支社長が「この日を待ち望み、一番列車が出た時は涙が出そうになった。同一ホームを新潟から村上、庄内(山形県)への観光の足がかりにし、活性化につなげたい」とあいさつした。

 高架化に伴って駅西側の米山、天神尾の踏切も廃止された。篠田昭新潟市長は「南北(市街地)の一体化で新潟の拠点化が大きく進む。全面開業に向け、新潟の街の魅力を大きく前進させたい」と話した。

 全面高架化は2021年度の見通し。

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