花が残る桜並木の道を歩く丸まげに着物姿の女性たち=氷見市比美町

花が残る桜並木の道を歩く丸まげに着物姿の女性たち=氷見市比美町

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あでやか着物姿で幸せ願う 氷見でまるまげ祭り

北日本新聞(2018年4月18日)

 丸まげに着物姿の独身女性が幸せな結婚を願う伝統行事「まるまげ祭り」が17日、氷見市中心部で行われ、華やかに着飾った女性36人が春の街なかを練り歩いた。

 江戸時代に氷見の芸妓(げいぎ)が幸せな結婚を願い、人妻を象徴する丸まげを結って、千手寺(同市幸町)に参拝したことが由来とされる。今回は同市の19人をはじめ県内の29人と、県外からの7人が参加した。

 女性たちは紫やピンク、水色の着物姿で、市いきいき元気館近くに設けられた御旅所(おたびしょ)を出発。みこしや稚児行列に先導され、1時間半かけて千手寺まで2.5キロを歩き、観音堂に参拝した。花びらが風で舞う桜並木や商店街の街並みをしっとりと歩くあでやかな姿に、沿道に詰め掛けた大勢の市民やカメラ愛好家らが見入った。

 氷見商工会議所が静岡県島田市の島田商工会議所と友好提携を進めている縁で、同市から参加した会社員、高橋周(あまね)さん(23)は「潮風を受けながら歩くのは新鮮で楽しい。良いご縁があればいいですね」と笑顔で話した。

 氷見市内では「ごんごん祭り」が始まり、同市朝日本町の上日寺から国道415号までの道路沿いに露店が並び、にぎわった。18日まで。

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