合掌造り家屋をバックに勇壮に舞う子どもや保存会員=南砺市相倉

合掌造り家屋をバックに勇壮に舞う子どもや保存会員=南砺市相倉

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獅子舞躍動、山里に春 相倉

北日本新聞(2018年4月21日)

 南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落の春祭りが20日始まった。雪が残る山々や茅葺(かやぶ)き屋根の家を背景に、住民らが躍動感あふれる舞を繰り広げた。21日まで。

 相倉獅子舞保存会メンバーら約20人が、集落内の地主神社や神主宿の家屋などを回った。獅子と向かい合って舞う獅子とりは、相田笑那(えな)さん(10)=上平小学校5年、中田颯(はやて)君(9)=同4年、中田君の弟の蒼空(そら)君(7)=同2年、東山小雪さん(7)=同2年=が務めた。4月はほぼ毎日練習を重ね、華やかな衣装を着て元気に舞った。国内外の観光客から歓声を受けていた。

 保存会長を務める相田慶一さん(39)は、2013年に茨城県から一家でIターン。移住してから初めて獅子舞に携わったという。「集落の絆を深める良い機会。各地で祭りの継続が難しくなっているが、相倉の住民たちの頑張りを見てもらいたい」と話した。

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