志賀町酒見老人クラブの「桜を観(み)る会」(北國新聞社後援)は20日、同町酒見の韮山墓地で開かれ、約60人が墓地の土手に植えられたシバザクラやヤエザクラをめでながら祖先をしのび、親睦を深めた。
参加者は墓地の通路でテーブルを囲み、持ち寄った山菜や漬物、めった汁を味わった。老人クラブは2011年から墓地の土手にシバザクラを植えており、ピンクや白の花がじゅうたんのように広がる。
墓地は酒見区が管理しており、老人クラブ会長の干場昌明さん(76)は「就職や進学で酒見を離れた人たちがいつ帰省しても気持ち良く墓参りできるよう、これからも墓地をきれいに守りたい」と話した。