約20年ぶりの展示となる北條虎吉像の石こう原型

約20年ぶりの展示となる北條虎吉像の石こう原型

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碌山芸術、貴重な資料も公開 安曇野・碌山美術館60年

信濃毎日新聞(2018年4月21日)

 22日に開館60周年を迎える碌山(ろくざん)美術館(安曇野市穂高)は本年度、計4回の記念企画展を開く。第1弾となる21日からの春季企画展は、安曇野市出身の彫刻家、荻原碌山(本名守衛、1879〜1910年)が手掛けた石こう原型やデッサン、スケッチブックなどを展示。普段公開していない資料も並べ、彫刻史に名を残した碌山芸術を紹介する。

 石こう原型は10点。中でも北條虎吉像の石こう原型(重要文化財)は約20年ぶりの展示だ。高さ56センチで存在感がある。風景や人体などのデッサン、エジプト彫刻を描いたスケッチブックも並ぶ。学芸員の武井敏さん(44)は「開館60周年の節目に、碌山の息遣いを感じられる資料を楽しんでほしい」と話している。

 碌山美術館は、地元住民や全県の児童生徒ら約30万人の寄付や協力で1958(昭和33)年4月22日に開館。信濃毎日新聞社は鐘を贈り、今も尖塔(せんとう)に取り付けられている。

 春季企画展は5月27日までで、4月23日は休館。夏季以降の企画展は、碌山の親友や、碌山の系譜に連なる芸術家、碌山の顕彰などに努めた教員らに焦点を当てる。入館料は700円(高校生300円、小中学生150円)。4月22日は入館無料で、第108回碌山忌を開く。

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