17年ぶりに公開されたお腹籠り聖観音=2018年4月28日、福井県福井市花月1丁目の西山光照寺

17年ぶりに公開されたお腹籠り聖観音=2018年4月28日、福井県福井市花月1丁目の西山光照寺

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弘法大師彫った?秘仏17年ぶり公開 福井市の西山光照寺

福井新聞(2018年4月29日)

 福井県福井市花月1丁目の西山光照寺にある福井大仏の台座に納められている秘仏、お腹籠り聖観音(はらごもりしょうかんのん)が4月28日、17年ぶりに披露された。参拝者や檀家(だんか)が次々と訪れ手を合わせた。30日まで公開しており、29日午前10時半からは約200人の稚児行列が練り歩く。

 聖観音は高さ約30センチで、平安時代に弘法大師が彫ったと伝わる。同市の一乗谷を訪れた際に石大仏を彫り、その中に聖観音を納め福寿を祈ったという。

 あるときは子ども、またあるときは侍など、33通りに姿を変え願いを聞き届けてくれるといういわれにちなみ、33年おきに開扉されてきた。最近では中間の時期に中開扉されている。前回は2001年に本開扉され、今回は中開扉に当たる。

 開闢(かいびゃく)大法要には檀家ら約30人が出席。経が読み上げられ、静かに扉が開かれると、黒く落ち着いた雰囲気の聖観音が姿を現した。出席者は次々と手を合わせ、じっくりと見入っていた。赤松洋子さん(81)=同市=は「古さが感じられ、とても重みがあった」と話していた。

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