小川未明や川上四郎の作品が載った児童雑誌などを展示した「子どもと夢の世界」展=27日、新潟市中央区のにいがた文化の記憶館

小川未明や川上四郎の作品が載った児童雑誌などを展示した「子どもと夢の世界」展=27日、新潟市中央区のにいがた文化の記憶館

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「子どもと夢の世界」展開幕 にいがた文化の記憶館

新潟日報(2018年5月1日)

 にいがた文化の記憶館(新潟市中央区)で4月27日、特別企画展「子どもと夢の世界」(同館、新潟日報社など主催)が開幕した。上越市出身の児童文学作家、小川未明の童話が載った児童雑誌や長岡市出身の画家、川上四郎の絵など86点が展示され、メルヘンチックな作品が来館者の目を引いていた。

 東京美術学校(現・東京芸術大)で学んだ川上は、戦時中に疎開した湯沢町に定住し、子ども向けの童画を描き続けた。大正から昭和初期の児童雑誌の挿絵などで活躍し、日本童画の父と呼ばれている。

 館内には、未明の「小鳥と少年」などの直筆原稿2点や、未明の童話に川上が挿絵を手掛けた作品を掲載した「コドモノクニ」などの児童雑誌が並んだ。

 校外学習で来館した東新潟中2年の男子生徒(14)は「色使いが美しく素晴らしい」と話した。

 6月24日まで。5月26日、6月23日午後2時からは関連イベント「方言で越後の民話を楽しもう!」が開かれる。入館料一般500円が必要。申し込みは同館、025(250)7171。

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