オープニングフェスティバルでテープカットする関係者=黒部峡谷鉄道宇奈月駅

オープニングフェスティバルでテープカットする関係者=黒部峡谷鉄道宇奈月駅

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黒部峡谷トロッコ電車 鐘釣まで延長

北日本新聞(2018年5月2日)

 黒部峡谷オープニングフェスティバルが1日、黒部市の黒部峡谷鉄道宇奈月駅ホームで行われた。トロッコ電車の運行区間を笹平(7・0キロ)から鐘釣(14・3キロ)まで延長し、新緑の峡谷は観光シーズンが本格的にスタートした。

 黒部・宇奈月温泉観光局の川端康夫代表理事が「たくさんの思い出をつくってほしい」、同鉄道の小橋一志社長が「春の黒部峡谷を楽しんでもらいたい」とあいさつ。大野久芳市長と、トロッコ電車の音声案内を務めている県出身の女優・室井滋さんが祝辞を述べた。和服姿の室井さんは黒部峡谷の橋を渡るトロッコ電車がデザインされた帯を締め、フェスティバルを盛り上げた。

 旅館・ホテルの女将(おかみ)でつくる「かたかご会」のメンバーが運転士と車掌に花束を手渡し、「こども駅長」を務めた館花南ちゃん(5)と堀池壽志ちゃん(5)が乗客代表に記念品を贈った。関係者がテープカットした後、こども駅長2人の合図で、観光客185人を乗せたトロッコ電車が出発。室井さんや大野市長らが見送った。

 今季は4月20日に宇奈月―笹平間で営業運転を開始し、欅平(けやきだいら)(20・1キロ)までの全線開通は5月5日を予定している。

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