ミズバショウの群生地として知られる長野市鬼無里の奥裾花自然園で2日、観光客らの安全を祈る恒例の「安全祈願祭」が開かれた。ミズバショウは現在見頃を迎えており、訪れた人たちが木道から眺めて楽しんでいた。
安全祈願祭には地元関係者ら約40人が参加。鬼無里観光振興会の伊藤宗正会長は「自然園は日本が世界に誇る地域。災害がなく穏やかで良い年にしたい」とあいさつした。
同振興会によると、ミズバショウは約81万株が群生。今年は雪解けが早かった影響で、ミズバショウの生育も例年より2週間ほど早く、見頃は来週末ごろまでという。
奈良市から友人と初めて訪れたという長谷川久子さん(70)は「ミズバショウは白くてきれい。木道が整備されていて歩きやすく景色もとてもいい」と笑顔で話していた。