提灯をともして風情を増した曳山=南砺市城端

提灯をともして風情を増した曳山=南砺市城端

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絢爛豪華 町を練る 城端曳山祭本祭

北日本新聞(2018年5月6日)

 国重要無形民俗文化財の城端曳山(ひきやま)祭は5日、南砺市城端地域中心部で本祭を行い、山町6町の絢爛(けんらん)豪華な曳山が「越中の小京都」と呼ばれる町を練り回った。夜には明かりをともした「提灯(ちょうちん)山」となり、しっとりとした風情で大勢の観光客を魅了した。

 大工町の「千枚分銅山(ぶんどうやま)」を一番山に、西上、東下、出丸、西下、東上の各町が順に城端曳山会館前の通りを出発。「ギイー」と車輪のきしむ音を響かせながら、ゆっくりと進んだ。曲がり角では曳き手が勢いよく曳山を回転させ、方向転換した。

 各町の若連中は、茶屋や料亭を模した庵(いおり)屋台で曳山と共に巡った。「所望宿(しょもうやど)」の前に来ると軒先に屋台を横付けし、伝統の庵唄を披露。三味線や篠笛(しのぶえ)が奏でる粋な音色に乗せ、情感豊かにうたい上げた。

 城端曳山祭は城端神明宮の春季祭礼で、約300年の歴史がある。2016年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。

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