6月1、2日に小矢部市津沢地区で開かれる「津沢夜高あんどん祭」を前に、市商工会女性部津沢支部は新しい土産品として手ぬぐいを作った。祭りの市無形民俗文化財指定を受けて企画し、大あんどんを出す7自治会の法被をデザインした。9日に津沢商工会館で披露し、筱岡啓子支部長(61)は「祭りを盛り上げるきっかけにしたい。ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けた。
市商工会女性部津沢支部は祭りの土産品が少ないと考え、2005年ごろから「田楽行燈(あんどん)」作りを始めた。現在は田楽行燈の他、法被をかたどったコースターや拍子木、缶バッジなど10種類がある。昨秋に祭りが市無形民俗文化財に指定されたことから、2年ぶりに新しい土産品を出すことにした。
手ぬぐいの大きさは縦35センチ、横90センチ。白地に各自治会の法被の表裏がプリントしてあり、生地として服なども作ることができる。800円。
9日は津沢商工会館で、4月中旬から進めている田楽行燈の色塗りやコースターの仕上げ作業も行った。前支部長の小松良江さん(57)は「喜んでもらえたらうれしい」とコースターを縫っていた。
全ての土産品は10日から同会館などで買うことができる。前夜祭の31日と6月1、2日は祭りのメイン会場のあんどん広場で売り場を設ける。
問い合わせは同会館内にある市商工会津沢支所、電話0766(61)2356。