フランクフルト放送交響楽団(c)Ben Knabe

フランクフルト放送交響楽団(c)Ben Knabe

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ドイツ名門奏でる大作を堪能 福井で初コンサート

福井新聞(2018年5月11日)

 1929年に創立された、ドイツの名門フランクフルト放送交響楽団の福井初コンサート(福井新聞社協賛)は6月15日、福井市の県立音楽堂で開かれる。演奏時間1時間以上にも及ぶマーラーの大作「交響曲第5番」をダイナミックな演奏で届ける。

 同楽団はバロックから現代の前衛音楽までをレパートリーにする。90年代にはフランクフルト放送管弦楽団と合併、2005年以降はフランクフルト市のヘッセン放送協会所属オーケストラとなった。

 14年から同楽団の音楽監督を務めるアンドレス・オロスコ=エストラーダさん(コロンビア)がタクトを振る。マーラーの「交響曲第5番」は曲想がメロディアスで、曲の進行や展開が「暗から明」と明快で親しみやすい。ハープと弦楽器で奏でられる第4楽章「アダージェット」の美しいメロディーは、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画「ベニスに死す」(1971年)にも使われた。

 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」では、ソリストに2年ぶり同音楽堂登場となるピアニストのチョ・ソンジンさん(韓国)を迎える。09年の浜松国際ピアノコンクールを15歳の最年少で制し、15年には世界最高峰と言われるショパン国際ピアノコンクールで優勝、ポロネーズ賞も受賞した。「第2番」について「荒々しさやスケールの大きさの中に、ロマンがある壮大な曲」と評し、交響楽団との共演を「より大きなエネルギーが出てくるのを感じる」と心待ちにする。

 午後7時開演。全席指定S席1万2千円、A席1万円、B席8千円、バックシート6千円(大学生まで半額)。問い合わせは県文化振興事業団=電話0776(38)8288。

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