冬場にイルミネーションで飾る善光寺表参道の中央通り

冬場にイルミネーションで飾る善光寺表参道の中央通り

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善光寺表参道に電飾の彩り 長野市など、11~12月

信濃毎日新聞(2018年5月12日)

 長野市などは11〜12月、市内の善光寺や表参道の中央通りを電飾で彩る「善光寺界隈(かいわい)イルミネーション」を初めて開く。毎年2月に開く「長野灯明まつり」とともに冬の観光資源にする狙い。一部は市内の美術家や学生のアイデアを取り入れてデザインするほか、製作も市民対象のワークショップ(参加型講習会)で進め、楽しんでもらう。

 市観光振興課によると、11月下旬から冬にかけては観光の閑散期に当たるため、誘客の底上げを図る。山の雪景色を見に県内を訪れる台湾や東南アジアからの観光客に夜を楽しむ催しとしてPRし、長野市への来訪を促す考えだ。

 中央通りは善光寺前から長野駅前までの街路樹を発光ダイオード(LED)で飾る。開催期間は中央通りが11月24日から、善光寺境内が12月15日からで、ともに12月25日まで。都内の空間デザイナーに依頼し、門前町らしく仏教にちなんだ「ハスの花」や「輪廻(りんね)転生」をモチーフにした光の装飾を施す。

 事業費は6100万円。6千万円は市の負担金で、半額を国の地方創生推進交付金で賄う。市観光振興課によると、イルミネーションは少なくとも2019年、20年も実施予定。主会場は市内の松代地区、戸隠地区などに移すことも検討している。同課は「東京五輪がある20年、善光寺御開帳がある21年に向け、冬の観光地として長野の認知度を高めたい」としている。

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