長野県 伊那路 花・紅葉

伊那・遠照寺で「ぼたん祭り」始まる

信濃毎日新聞(2018年5月13日)

 伊那市高遠町の遠照寺(おんしょうじ)で12日、「ぼたん祭り」が始まった。境内には約160種、計約1700株のボタンが植えられ、早咲きの種類は例年より1週間ほど早く咲き始めた=写真。16日前後には満開となりそうで、見頃は27日ごろまで。この日は県内外の観光客が、色鮮やかな大輪を愛でた。

 赤やピンク、白の花が咲き始めている。濃い紫の小さな花を咲かす品種ムレガラスは今が見頃だ。花にカメラを向けた愛知県知立市の会社員北川吉孝さん(55)は「きれいですね。アップの写真ばかり撮っています」。

 遠照寺住職の松井教一(きょういつ)さん(63)の母智恵子さん(98)が、1983(昭和58)年に3株を植えたのが始まりで、檀家(だんか)や地域住民と協力して株を増やし、手入れをしてきた。松井さんは「原点に戻って地元の人に見てもらうように地元の人が立ち寄る場所にポスターを配った。元気な声が響くまちにしたい」と話していた。

 祭りは27日まで。拝観料400円(中学生以下無料)。問い合わせは遠照寺(電話0265・94・3799)へ。

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