国指定史跡「増山城跡」(砺波市増山)に親しむイベント「陣屋deマルシェ」が12日、同城跡と近くの観光交流施設「増山陣屋」であり、大勢の来場者がかつて山城があった自然の中、のんびりとした時間を過ごした。
若い女性や家族連れらに増山城跡で休日をゆっくりと過ごしてもらい、地域活性化につなげようと、砺波市教育委員会が昨年に続いて開いた。今年は、昨年の倍となる20店が出店した。
地元の食材を使ったイベント向け限定商品を、市内3店舗が販売。甘酒プリン、カレー、イチゴやブルーベリーを入れたパフェなどがあり、大勢の人が列を作った。増山城跡のハイキングでは、晴天の下、参加者が城跡内の湧き水で入れたコーヒーを手に散策を楽しんだ。
アクセサリーや雑貨、地元野菜の販売のほか、アコースティックライブなどもあり、来場者は和やかな1日を過ごした。
家族4人で訪れた同市三郎丸の主婦、菊池七奈さん(38)は「パフェはブルーベリーもイチゴも両方おいしかった。地産地消に貢献できてうれしい」と笑顔を見せた。