人工なぎさの状態を見る「あってもいぃな夢工場」の花岡さん(右から2人目)ら

人工なぎさの状態を見る「あってもいぃな夢工場」の花岡さん(右から2人目)ら

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人工なぎさの遊び場づくり 岡谷・諏訪湖岸で再開へ

信濃毎日新聞(2018年5月18日)

 諏訪地方などの企業OBのグループ「あってもいぃな夢工場」は6月、岡谷市の諏訪湖岸にある人工なぎさを子どもたちの遊び場にする活動を再開する。昨年、泥を取り除いてマスのつかみ取り大会を開けるまでになった場所が、冬の間に泥が戻って取り組みは振り出しに。メンバーは「一朝一夕にはいかない」と再び意欲を高め、6月3日から7月8日まで毎週日曜日の作業を手伝ってくれる親子を募っている。

 人工なぎさは長さ約250メートル、幅約5メートル。県が2008年度に整備したが、泥がたまり、子どもが遊ぶ姿を見掛けなくなっていたという。グループは諏訪地方の原風景を楽しむことができる環境づくりを目指し、人工なぎさの清掃に着手した。

 なぎさ全域をきれいにするのが目標だが、昨年はまず、湧き水が流れ込んでいる幅約20メートルの区域を清掃。6月から9月にかけて週1回、家庭用のポンプで泥を取り除いた。だが、作業は難航。清掃した場所が翌週には泥にまみれていることもあった。

 それでも、9月にはきれいになってマスのつかみ取り大会を開催。代表の花岡潤さん(70)=岡谷市川岸上=は「透明度もあり、小さな子どもは横になってじゃぶじゃぶ泳いでいた」と振り返る。

 「今年は遊べる範囲を広げよう」と意気込んだが、冬を経てなぎさは昨年の作業前と同じ状況に。グループは今年も一から泥を取り除く計画を立て、花岡さんは「地道に無理せず活動したい」と話している。

 作業は日曜日の午前10時から1時間程度。水にぬれても良い服装で、スコップを持参してもらう。問い合わせは花岡さん(電話090・4606・4218)へ。

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