きらびやかな台車を引いて町を練り歩く住民=白山市美川北町

きらびやかな台車を引いて町を練り歩く住民=白山市美川北町

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豪華台車、町を練る 美川おかえり祭り、ラッパ高らか

北國新聞(2018年5月20日)

 白山市美川地区で藩政期から続く県無形民俗文化財「おかえり祭り」は19日、2日間の日程で開幕した。美川仏壇の技の粋を結集したきらびやかな台車(だいぐるま)が町を練り、若衆の掛け声やラッパの音色、住民の笑顔が北前船で栄えた港町に広がった。
 「神幸祭(しんこうさい)」と呼ばれる初日は曇り空が広がったが、台車13台は独特の車輪音を響かせながら朝から夜まで全10町を巡り、美川浜町の御(お)旅所(たびしょ)を目指した。今年の「おかえり筋」である美川北町は、担当に備えて昨年、台車の修理を終えており、輝きを取り戻した金箔(きんぱく)や漆塗りなどの装飾が観光客の目を楽しませた。
 紋付きはかまにたすき掛け姿の美川校下青年団は午前6時すぎ、高田将志団長(24)と長屋佳介祭礼委員長(25)のあいさつで士気を高めた。多くの住民が見守る中、ラッパ手や旗手の先導で神輿(みこし)を担いで美川南町の藤塚神社を出発し、若さあふれる勇ましさを示した。住民有志でつくる「おかえり獅子」は、太鼓と笛の音色に合わせて大獅子に挑む演舞を披露した。
 おかえり祭りは藤塚神社の春季例大祭で、20日の「還幸祭(かんこうさい)」では、巡行の列が御旅所から美川北町を通って藤塚神社に戻る。

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